2017年08月01日

負けず嫌い

ぴよは負けず嫌いです。

どれ位負けず嫌いかというと、
友達との鬼ごっこで連続して鬼になると泣く、
縄跳びを長く飛ぶ競争で、他の子にぶつかって終わってしまったことが悔しくて泣く、
学校の係決めで、希望の係になるためのじゃんけんで負けて泣く、
授業中、手を挙げているのになかなか当てられないと泣く。
とうとう担任の先生は、3回に1回はぴよを当てる、という密かなルールを作ったらしいです(個人面談で言われた)。

先日も、通っている英語教室の特別授業で、ネイティヴの先生による一切日本語を使わないレッスンがありまして(普段は日本人の先生)。
体の大きな熊さんみたいな中年男性の先生なんだけど、ハイテンションで面白おかしくレッスンを進めてくれるので大人気らしい。
レッスンが終わり、興奮冷めやらぬ様子で笑顔の子供達がワイワイ出てくる中、ぴよは1番最後に出て来て、泣いている!
一緒にレッスンを受けたお友達が、「カードを引くゲームで、大きいのを引くのに、ぴよは全部小さいのを引いちゃった」と。
よく分からないけど、後から聞いた話を総合すると、チームに分かれて裏返しのカードを引き、カードに描かれた絵が大きいほうが1ポイント、みたいなゲームだったらしく、ぴよはことごとく小さい方を引いてしまい、チームが負けてしまった、みたいなことらしいです。多分。

熊さん先生が出て来て、最初英語で私たちに説明してくれましたが、その間もぴよの中で悔しさが次々に襲ってくるらしく、一度呼吸を落ち着かせては直ぐにまた顔を歪め、か細い声で呻きながら涙をボロボロ落とすのです。
とうとう熊さん先生「ウンガ、ワルカッター」「ショウガナイー」「ホカ、サンネンセイ、シーイズ、ニネンセイ」
日本語喋ったからね!


負けず嫌いって、人に負けたくない、負けたら悔しい、という心理ですが。
私自身について言うと、負けず嫌いな部分、やっぱりあります。ゲームは勝って終わりたいし、テストでは1番取りたいし(あまり取ったことはないけど)。
ぴよを見ていて気付いたのは、私の負けず嫌いは、負(ふ)の方に働く負けず嫌いだなあ、ということ。
負けた時、運が悪かっただけなら自分が悪いのではないと安心する。でも能力の勝負なら、自分が他より劣っているんだと自分に言い聞かせてしまう。そしてどんどん劣等感を強め、落ち込み、負けた分野から遠ざかろうとする。
そうやって、引っ込み思案を強化してきた感があるんですよね。

でも、ぴよは違うんです。
本当は自分にできたかもしれない、勝てたかもしれないのに負けてしまった、自分の力が発揮できず、他の人に及ばなかったことが悔しい。
ぴよは、負けた悔しさを力に変えることができる、陽(よう)の方に働く負けず嫌いだと思います。

今回の場合も、運が勝負のゲームだったらしいから、もし私だったら「運が悪かっただけなの。だから私のせいでチームが負けちゃってもしょうがないよね。皆んなも運が悪い時あるよね」と自分に言い聞かせ、悔しさをなかったことにしていたでしょう。
でもぴよは、違うカードを引いていれば勝っていた、チームに貢献できた、という可能性が惜しくてしょうがないのです。

最初に例に挙げた縄跳び競争にしても、本当は長く飛べて1番になれたかもしれないのに、他の子がぶつかってダメになってしまった。自分の力を発揮できなかったことへの悔しさ。
もう一度やる時はあっちの広い場所でやろう、腕を大きく回して周りを気にせず飛ぼう、そうすればきっと自分は1番になれる!という力を膨らませているのです。
私なら、最初から1番になりたいけどなれないかも、という不安を抱えながら挑み、他の子がぶつかったのをこれ幸いと、しょうがないよね、ね?と周りにもアピールして終わるでしょう。

まあ、こどもならではの他愛ない負けず嫌いも多く、「これは単なるワガママでは?!」と思うこともしばしばですが。
それでも思う。
ぴよは凄いなあ。

その真っ直ぐな負けず嫌いを、私が曲げてはいけない。
私の負のベクトルを持った感情を押し付けないように気をつけなければ、と思っています。
つい、「しょうがないでしょ、そんなことで泣かないの!」と言ってしまうのですが。

そうだね。悔しいね。
そんな言葉だけで、ぴよはきっと自分で悔しさを力に変える。
いいぞ、そのまま行け、と思う。


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posted by すっこ at 14:31| Comment(0) | 子育て | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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